2004年12月13日月曜日

RaQ3のRaQ550化

RaQ3のBIOS ROMをRaQ550のものに書き換えることで、RaQ3をRaQ550に見せかけて、RaQ550のOSをインストールしてしまおう!という試み。失敗すると二度と立ち上がらなくなるということで心してかかってみました。(以下は私のやった手順。やる人はご自分の責任で)

1.RaQ550のROMをダウンロード
www.cobaltfaqs.comのサイトからROMイメージをダウンロード
cobalt.rom-2.9.34.img

2.flashtoolsをダウンロード
ftp-eng.cobalt.comからROMイメージファイルを書き込みためのユーティリティであるflashtoolをダウンロード
flashtool
(私の場合、FTPでダウンロードする際にテキストモードでダウンロードしてしまい、うまく動かなくて困ってました。くれぐれもバイナリでダウンしましょう。)


3.ダウンロードしたファイルをRaQへ転送
ダウンロードした二つのファイルをRaQへ転送。(クライアントはWindowsと仮定)ファイルはc:\downloadにあるものとすると。
DOS窓を立ち上げて。ダウンロードしたファイルのあるパスへ移動
>cd c:\download
FTPする
>ftp [RaQのIPアドレス]
指示に従いユーザ名とパスワードを入力 RaQ上の/tempへ移動
>cd /temp
バイナリ転送モードにして
>bin
二つのファイルをRaQに上にアップロード
>put flashtool
>put cobalt.rom-2.9.34.img
FTPを終了
>quit
以上でRaQにファイルを転送できた。


4.RaQへRaQ550ROMの書き込み。
まず、telnetでRaQへ接続。ファイルをアップロードしたフォルダへ移動して
>chmod +x flashtool
で実行権限を与える。まずは、現在のROMをバックアップ(最悪の場合の保険)
>./flashtool -v -r > back.rom
そして本題 RaQ550のイメージを書き込み
>./flashtool -v -w cobalt.rom-2.9.34.img
万が一失敗した場合は再起動せずにもう一度やってみるか
>./flashtool -v -w back.rom
とすることで、バックアップしたROMに戻す。成功したらRaQを再起動。無事起動すれば書き込み成功!


5.RaQ550OSでリストア
これでRaQ3はRaQ550と認識されるようになったので、RaQ550 のOSをリストアする。RaQ3のリストア手順と同じようにSunからRaQ550リストアCDのISOイメージをダウンロードして、CDRに書き込みリストア作業を行う。リストア中は右の写真のように4100Rと表示されている(RaQ550の別名)。これで30分ぐらいでリストア完了。RaQ3は無事RaQ550となった。

サーバの機能的にもASPやServletまで動くようで、管理画面もRaQ3からレスポンスも改善され使いやすくなっていました。

これからの作業は。。。
・CPUを乗せかえる(300Mhz→500Mhzへ)
・MovableType、MySQLを入れて動かしてみる。
・RAIDしてみる(HDD2台で運用)


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